「満室」のホテルを予約する裏ワザ!



激変するビジネスホテル事情

 

 

最近は東京、大阪をはじめとして、ホテルの予約をとるのがかなり難しくなってきています。場合によってはカプセルホテルでも満室のことがあります。

 

しかし、仕事などでそんな時でもなんとか予約をとらなければならない場合もあります。そんな際の対策を書いていくわけですが、まずは激変しつつあるビジネスホテルの事情から書いていきましょう。

 

一泊5000円~6000円と、リーズナブルかつ、急な出張の時でも気軽に飛び込みで宿泊できたのがビジネスホテルですが、そこに変化が起きています。「予約が取れない!」、「宿泊費が値上がりしている!」というような声がビジネスマンたちの間から聞こえてきます。

 

ビジネスホテル業界大手の東横インでは、全店舗の稼働率が100%になって、ギネス記録として認められたというのですから驚きです。

 

観光庁が行う宿泊旅行統計調査によると、宿泊施設全体の稼働率は58.4%となっており、中でもビジネスホテルは73.8%となっており、平均よりもかなり高い数値になっています。旅館の稼働率は35.9%と低く、両者の部屋の満室度には約2倍の差があることにもなります。つまり、何も東横インだけがビジネスホテルの中で圧倒的な稼働率になっているわけではないのです。

 

さて、ビジネスホテルに泊まった際に、大きなトランクケースを引いて連れ立って歩く外国の家族連れを見たことがあると思います。観光ホテル、リゾートホテルのように、大自然を堪能できるエリアに建つビジネスホテルというのは、まずありませんよね。

 

当然ですが、ビジネスホテルの場合は、基本的に交通の便利な所に出店しています。朝早くから出発するビジネスマンにとってはそれが何よりも重要だからです。しかし、こうした駅から徒歩3分程度の立地が宿探しの第一条件なのはビジネスマンだけではなく、いろいろな観光スポットを限られた時間で見たい観光客にとっても、同じように魅力的なのです。ビジネスホテルのニーズがかなり変化してきているわけです。